感激のメール

● メール頂きました ●

読者の方から、心温まるメールをいただきました。

感激したのは、もちろん私です。 メールに感激したのです。

これだけのメールをいただいたら、だれだって感激してしまいます。

ああ、よかったな、と心の底から思いました。

最近、心も体も疲れているだけに、本当にうれしく思いました。

メールの掲載も、快く許可してくださいましたので、ここに公開させていただきます。

本当に、本当に、ありがとうございました。

こんにちは。初めまして。愛知県の小学校に勤める後藤といいます。

今日は先生にどうしてもお礼が言いたくて、不慣れなメールに挑戦しています。

結論から言いますと、私は、40代半ばにして、

今年度、愛知県の小学校の教員採用試験にまぐれで合格できました。

心よりお礼申し上げます。

昨年度、落ちた時、もっと試験範囲の算数

つまりは数学や理科の物理をもっと勉強しなくてはならないと思っていました。

愛知県の小学校の教員採用試験の過去問題(2次試験)には、

組み合わせや確率が必ず出て、

因数分解といっても中学数学程度では太刀打ちできない問題が出て、

余弦定理やベルヌーイの定理で解く問題も出ていました。

中学卒業程度の範囲とうたわれたりもしていますが、嘘で(!)、

「数学Ⅰ」が入るのは確実です。

けれども、私は、高校の時、数学が赤1や2ばっかりだったものですから、

数学にはものすごい劣等感をもっていました。

この春、本屋さんで偶然見つけた「1週間でツボがわかる!大人の高校数学」を

だまされたと思って(甚だ失礼ですが…!当初は…)買って、読んでみました。

そうしたら、こんな頭の悪い私でも、何だかよく分かってきて、

回転寿司の順番待ちの時にさえ持っていって読み、

勉強するようになりました。

イメージ化でき理解できて、

間違えやすいところが自分でも分かるようになりました。

特に、私は、三角関数の理解がとても分かりやすく、

(何しろ、高校で「sin,cos,tan」でひっかかっててから数学全般が分からなくなっていましたので)、

sinを‘高さ’と考えるところが目から鱗でした。

いろいろな県の小学校の教採で出た数学の問題を解く機会をもつと、

「log」も出てきたりしたので、

私は、指数・対数や、調子に乗って、微分・積分のところまで

(試験にはには絶対出ないっていうか、

そんな暇があったら、違う歴史とかもっと勉強していてもよかったのに、

何だか今までの自分と違って、数学が面白くなってしまって)

ごろごろ寝ながらだった時もありましたが、

小林先生のこの本を、読んで勉強したのでした!

あんなに数学嫌いだったのに!!

1日数時間も勉強したわけではないので、

私の場合は『1週間』では終わりませんでしたが、

やさしく分かりやすい解説で、何回も読み返し復習したくなる内容でした。

ついでに、嫌いだった物理の運動エネルギーとかの

(暗記ではなく、計算して答えを出すところの)勉強も億劫ではなくなり、

何だか分かるようになっていました。

そうして、試験当日、算数(数学)のところの問題が不思議なくらいにすらすら解けて、

(最後の問題は難問で適当に書いてしまいましたが)

自分でもこんなに簡単に感じていいのかな、と、ちょっと驚きでした。

多分、今年の問題は、昨年や一昨年のものに比べ簡単だったかもしれません(本当に!)。

その証拠に、あれほど一生懸命覚えたりして勉強した三角関数(理科の物理も)

ぜ〜んぜん出てこなかったのでした。

でも、私にとって、三角関数が分かったことは大きな自信となりました。

組み合わせや確率、順列などでできない問題はない

なんて思ったりもしていました。

指数・対数の意味が分かったことや

物理の2次方程式も全然怖くなくなったこともうれしかったです。

おかげで、

(愛知県は、今年から開示請求する前に、受験した内容で評価が段階毎に記載されているのですが)

私の受験した「小学校」の「(全)教科」については、奇跡で「A」でした!

小林吹代先生、ありがとうございました!!!

もし、うかったら、お手紙を書きたいと思いつつ、勉強していました。

常勤で働き出していたこの数年間でしたが、

非正規ではなく、来年度からは、正規の職員として、働けることはとてもうれしいです。

今、高1となった娘も私のDNAを見事に受け継いでしまって、数学が苦手のようなので、

先生の著書を読んで勉強するのがよいと、教えて、

彼女に合った新しいのを買ってあげたいです。

それでは、寒さ増すころとなりますが、

お身体ご自愛され、どうかご活躍されますようお祈り申し上げます。

 


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