ISBN規格改定 |
● 2007年問題(?) ●
今日は、12月30日です。
ホームページの更新をさぼりにさぼっていたら、
(いろいろあったのです! 精神的に落ち込むようなことが・・・。
『これ以上やさしく書けない微分・積分』を最後まで書き上げられたのは、
締め切りをドンドン延ばして下さった編集者と出版社のおかげなのです。)
2006年も、残すところあと1日だけとなってしまいました。
大掃除をせねばと思いつつ、こたつにかじりついてインターネットをしていると・・・。
いつも見ているブログで「ISBN規格改定」を知ったのです。
なんと2007年以降、現行のISBNは無効となるというのです。
遠い先の話ではありません。
ハッキリ言って、あさってからの話です。
2005年と2006年は、移行期間だったようです。
現行のISBNって何? という方は、このホームページの「ISBNとバーコード(1)」を見て下さいね。
それにしても、知らなかったなぁ〜!
ホームページの「ISBNとバーコード(1)」を書いていたときには、これが永遠に続くものと思っていました。
● ISBN規格改定 ●
「ISBNとバーコード(1)」では、こんなことを書きました。
不思議なことに、ISBNコードとバーコードでは、
エラーチェックの数の出し方がちがうのです。
そして、それぞれの「エラーチェックの数」の出し方を紹介しました。
ちなみに、この「エラーチェックの数」のことを、正式には「チェックデジット」というようです。
ところが、ISBN規格改定により、もう2通りも出し方を覚える必要はなくなります。
バーコードの方に統一されるからです。
『これ以上やさしく書けない微分・積分』のISBNとバーコードは次のようになっています。
ISBN 4−569−65800−8
バーコード 9784569658001
最後の数がチェックデジットです。
ISBNでは8、バーコードでは1です。
この数の出し方が、それぞれで異なっていたのです。
さて、これまでのISBNは、10桁です。
バーコードの方は、頭に「987」がついているので、13桁となっています。
この13桁のバーコードが、新しいISBN規格となるのです。
つまり、これからはこんなふうになる予定なのです。
ISBN 978−4−569−65800−1
● 実施時期 ●
実施時期は、2007年1月1日からです。
はやい話が、あさってからです。
「2007年1月1日以降に刊行する新刊本・重版本は改定13桁を表示する。」
う〜ん。 2007年1月1日以降に出ていたら、そうなっていたのか・・・。
えっ、重版本? そうなってほしいけど、なかなか・・・!
このホームページをご覧になっている皆様の絶大なる協力をいただいたら、もしかして・・・?
現実は、本当にキビシイですね。
(単に、私の実力不足の問題かも・・・。それって、もっとキビシイ!?)
問題は、次のことです。
「同日以降、既刊本(在庫本)は可及的速やかに改定13桁に書き換える。」
在庫本!
こちらは大いに関係ありです。出版社に在庫があるのです。
倉庫代もかかるので、決して自慢にはなりませんが・・・。
どれくらい在庫があるのか、内心ビクビクものです。
これを「可及的速やかに改定13桁に書き換える」と、どうなるのでしょうか?
もちろん、莫大なお金がかかることでしょう!
締め切りをドンドン延ばして下さった編集者と出版社に、さらなる・・・。
結局、迷惑までドンドンかけることになりそうです。
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小林吹代
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