刑事コロンボ

● 刑事コロンボ ●

 

 テレビでは、お勉強の番組も人気があって、けっこういろいろやっていますね。

 でも、欧米では、ゴールデンタイムに「数学」なんて放送したら
抗議が殺到するという話を聞いたことがあります。

 まあ、そんなものなのか・・・・・と思っていました。

     日本人って、お勉強が好きなのよね〜!
     学校が、なつかしいのよね〜!
     だから、我が子となるとハリキルのよね〜!

・・・・・なんて、ね。

 でも、意外や、意外!

 なんと、あの「刑事コロンボ」に「数学の問題」が登場するのです。

 まあ、数学といっても「数学のクイズ」といった類のものですが・・・・・。

 じつは先日 (とは言ってもずいぶん日がたってしまいましたが)
何気なくテレビを見たところ、ちょうどそのシーンをやっていたのです。

 9月19日(土)の夕方6時55分からの番組で、
チャンネルは、NHKハイビジョンの3チャンネル、
タイトルは、「殺しの序曲」です。

 本当に、たまたまそのシーンだけ目にしただけなので
どんなストーリーの中で登場したものか
紹介できないのが残念です。

 見ていた父にたずねてもよかったのですが、
要点をついた解説など、
期待できそうにもない年齢になっていますので・・・・・。

 


● にせ金問題 ●

 コロンボが、犯人(?)とおぼしき人物に説明していたのは、
かの有名な「にせ金問題」です。


 袋がいくつかあって、その中にはお金が詰まっているのですが
どれか1袋だけ本物より10グラムだけ重い「にせ金」ばかりが入っているという設定です。

 そこで問題です。

 はかりを1回だけ使って、どの袋が「にせ金」入りなのかを当てよう

というわけです。

 テレビの中のコロンボは、じつに懇切丁寧に説明していました。

(詳しい文言は忘れましたが、とっても分かりやすい説明でした!)

 たとえば、本物のお金は1枚100グラムだとしようと言うのです。
 すると、にせ金は1枚110グラムということになります。

 このとき、

     1つ目の袋からは1枚、
     2つ目の袋からは2枚、
     3つ目の袋からは3枚、
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

というように袋からお金を取り出し、まとめて1回だけ重さをはかります。

もし、本来の重さより

    10グラム重かったら、1つ目の袋が「にせ金」入り、
    20グラム重かったら、2つ目の袋が「にせ金」入り、
    30グラム重かったら、3つ目の袋が「にせ金」入り、
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

というわけです。

「刑事コロンボ」は、本当に分かりやすい説明をしていました。
 さすがに説得力があるな〜、と感心しました。

 で、この映画をゴールデンタイムにテレビで放映したら、
欧米では抗議が殺到するのでしょうか?

 もしかしたら、「数学」なんて放送したら抗議が殺到する、
というのは単なるデマかもしれませんね。


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