量子コンピュータ

● TV番組「暗号」 ●

 「暗号」っていうテレビ番組を見ましたか。

 「RSA暗号」の仕組みや、ハッカーのこと、セキュリティのことなど
うとうとしながら見ていたら・・・、
最後の最後になって、とんでもないこと(?)を紹介していました。

 なんと、いままでのコンピュータとまったくちがったコンピュータが、
研究されているというのです。

 その名は、「量子コンピュータ」・・・。

 おまけに、暗号まで研究されているというのです。
 何やら今までとまったくちがった暗号だそうで、

 その名も、「量子暗号」・・・。

 (ちなみに、研究している国名もあげていましたが
 その中に日本は入っていませんでした・・・。)

 でも、そもそも「量子コンピュータ」って、いったい何〜?。

 「量子」っていうくらいだから、
きっと「物理」の分野の「量子力学」と関係があるんだろうな〜。

 そんなの、もちろん(?)かけらも勉強したことはないんだよな〜。

 


● 電子レンジ ●

 そこで、思い出したのが電子レンジです。

 あれだって、火を使った今までの調理器具と比べたら、
まったくちがった調理器具です。

 発想が根本的にちがっています。

 物をあたためるには、電子の運動を活発にすればよいなんて

   「そんなの机上の空論だ!」

って、誰だって思ったでしょうね。

 それが、マイクロ波をぶつけることによって実現するなんて・・・。

 


● 量子コンピュータ ●

 コンピュータの仕組みといったら、まず思いうかべるのが0と1です。

 よく、豆電球のついている状態を1、きれている状態を0で、
図なんかで説明してありますね。

 でも実際のところは、電圧のちがいとして実現しているらしいのですが・・・。

 ところが、量子コンピュータはここからしてちがうというのです。

 現在のところ、量子コンピュータを実現するのに有力視されているのが、
電子レンジじゃないけれど、やっぱり電子だそうです。

 それも、またまた電子レンジじゃないけれど、
この電子の運動だというのです。

 そうです!
 一度も勉強したことはないけれど、うわさには聞いたことのある、
確率であらわされるという不思議な運動です。

 観測するまでは0か1か分からないけど、
0になる確率はどれだけで、1になる確率はどれだけというわけです。

 そういえば、「神様はサイコロ遊びをしたか」なんて本も、
あったような気がするな〜。(今度、読んでみようかな・・・)

 ところで、0がいつまでも0で、1がいつまでも1のままでは
コンピュータのお話が始まりません。

 そうです。ブール代数です。もっとハッキリ言えば回路図です。
ANDやORやNOTなどです。

 そんなのも、量子コンピュータではまったくちがうの?

 なんと、ANDやORやNOTより、
もっと基本となるものから、そんなものは作られるというのです。
(このへんは、わりと簡単そうなお話です。)

 でも、もちろんこれは理論であって、
実際に望むように運動を変化させるには、どうしたらよいのかは・・・。

 電子レンジでは、
「へたな鉄砲も数うちゃ当たる」ということで、
マイクロ波にたまたま当たった電子の運動で温まったのですが・・・。

 


● おわりに ●

 よくもまあ、自分の全然わからない話を書いたものです。
 きっとピントはずれのことも多いと思います。
 そのまま信じないで、ぜひ調べてみてください。
 そして、私にも教えてくださいね。

 


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