笑点の襖絵

● 笑点の襖絵 ●

 も〜いくつ寝るとお正月
 お正月には、たこあげて、こまを回してあそびましょ・・・

 な〜んて、大昔のお話!

 現代のお正月は・・・・もちろん(?)テレビ鑑賞・ビデオ鑑賞!
 (これじゃ、今年もダイエットは・・・)

 で、いつになく(?)テレビを見ていると・・・

 いや〜さすが現代です。
 その襖絵(ふすまえ)の現代的なこと・・・
 ちなみに、番組は「笑点」でした。

 もっとも、ビデオにとってじっくり見たというわけではないので、
だいたいのイメージです。

 しっかり見たのは、花びらの枚数が16枚だということと、
どうもその花びらは相似、つまり大きさはちがっていても形は同じだなということくらいです。

 


● 16角形 ●

 それではさっそく、この襖絵を描いてみましょう。

 こんな絵なら、絵心がなくっても、だれだって描けます。

 もちろん、いきなり全部描いてはたいへんです。

 花びらは16枚なのですから、全部の「16分の1」、
いえ、そのまた半分の「32分の1」だけ描けばいいってものです。

 もちろん、三角形の3つの角は何でもいいはずはありません。

 えらべるのはαだけで、あとはαからきまってきます。

 さすがに、テレビの画面に分度器をあててはかるわけにもいかなかったので、
とりあえずこの図では、α=18.75°にしました。

 


● 六角形 ●

 「笑点」の襖絵を描いた方は、どうして花びらの枚数を16枚にしたのでしょうか。

 もしかしたら、末広がりの「八」では少々さみしかったので
その倍の「16」にしたのかもしれませんね。

 そこで、もっとさみしくして(?)6枚で描いてみましょう。

 もちろん、αをかえれば、花びらの形がかわってきます。

 とりあえずこの図では、α=35°にして描いてみました。

 


● 正方形 ●

 こういう花の絵で、いちばん有名なのは(?)正方形の「ばらの花」です。

 さて、この図はαを何度にしたものでしょうか?

 かんたんですね。

 そう、α=45°です。

 


● ペンローズ・タイル ●

 こんな花は、このホームページでもでてきましたね。

 そう、<お勉強>の「ペンローズ・タイル」でです。

 こんな「ペンタグラムのローズ」(?)でした。

 もちろん、花びらの枚数が同じように5枚でも、
α
をかえれば、花びらの形がかわってきてしまいます。

 さて、それではこの「ペンタグラムのローズ」はαを何度にしたものでしょうか?

 くわしくは、<お勉強>の「ペンローズ・タイル」を見てね!

 


HOME(もどる)

掲載内容の無断転載、転用、編集を禁じます。(c) 小林吹代
All Rights Reserved, (c)kobayashi fukiyo , 2004