2の累乗の計算 |
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● 質問 ● treoasさんから、質問のメールをいただきました。 まるで、このホームページのために作ってくださったような質問で、 それは、2の16乗とか17乗のような、 わかりやすいように、しっかり例までつけてくださっていたので、
それで・・・? どうして、こんなふうにして計算してよいのかという質問でした。
● 210 ● さて、どうしてこんな計算でうまくいくのでしょうか。 そのわけは、このホームページの<お勉強>の「230」に そこでは、こんなことを使っていましたね。 2の10乗は、 2×2×2×2×2×2×2×2×2×2 (10回かける) じつは、「2の10乗は1024」がネタなのです。 これが、 1024=1000 + 20 + 4 =1000 + 2×10 + 22 =1×1000 + 2×10 + 22 となっていることがポイントです。
それでは、これを使って「2の16乗」を計算してみましょう。 そのまえに、かくにんです。 2を6回かけたものと、2を10回かけたものをかけ算すると、 もちろん、6回と10回で、あわせて16回かけたことになりますね。 26×210=216
では、いよいよ「2の16乗」の計算です。 216=26×210 =26×1024 =26×(1×1000 + 2×10 + 22) =26×1×1000 + 26×2×10 + 26×22 =26×1000 + 27×10 + 28
ですから、 (例) 2の16乗 2の6乗は64で、これを1000倍する 64000 2の7乗は128で、これを10倍する 1280 2の8乗は256で、これはそのまま +) 256 これをたすと 65536
というふうに計算できるのです。
さて、今回の質問は、もしかしたら自作自演(じさくじえん)じゃないかって? い〜え!とんでもありません。 れっきとしたtreoasさんからの質問でした。 それでは、どうもありがとうございました。
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小林吹代 |