感想(第1号) |
● 手紙 ●
8月10日(金) 快晴、というよりハッキリ言ってあまりにも暑い!
というわけでもないのですが、(1週間以上前にお休みの届けは出しておいたので)
今日は、お休みを取って、プチ旅行(日帰りのお出かけ)に行ってきました。
山上は20度くらいの別天地! のはずが・・・・・・。
直射日光は、気温とは無関係に(?)容赦なく照りつけ、
別天地とはほど遠い、日常の延長そのものでした。
何でこの暑さの中を、わざわざ山に登らねばならないのか、
そんな疑問に確たる答えが見つかるはずもなく、
早々とクーラーの効いたバスの中に避難してしまいました。
何をしに行ったのだろう、と自問しながら帰ってくると、
すばる舎からの郵便物が届いていました。
中には契約書とともに、お手紙が・・・。
さっそく、お手紙の方に目を通すと、そこには丁寧な挨拶とともに
すばる舎の担当者の感想が書かれていたのです。(長い前書きになってスミマセン)
● 感想 ●
発売される前の感想はだれからか・・・、なんて限定されていますよね。
それに、つまらなかったら出版にふみきるハズはないので、
担当者なら、社交辞令をぬきにしても、ほめるにきまっているものです。
でも、このお手紙、かなり具体的で真実味のある内容でした。
できたら、そのままアマゾンに投稿してほしいと思ったほどです。
お手紙によると、この担当者の方は、高校で数学とは”仲違い”したそうです。
それが、今回の本で
虚数、複素数何者ぞ、という十数年来のギモンに風穴があいた思いをした
と書かれていたのです。
やった〜!とうれしくなりました。
● この世の数ではない数 ●
数学に対する不信感は、虚数を通して決定的になるようです。
じつは、職場でこんなことがありました。
ある数学の先生が、教科の内容の紹介文に
「この世の数ではない数について勉強します」と書いたのです。
これを見た私は、
「いくら何でも、この世の数ではないなんて書き方は大げさだよね〜!
そんなこと言うと、虚数はまるであの世の数みたいじゃない!」
とグチったのです。
すると、社会科の先生が2人がかりで猛反撃。
「あの世の数でなかったら何だって言うんだ!
2乗してマイナスになる数なんて、まともじゃないだろ!
そんな変な数学を何で勉強せなあかんのか、と思わん方がおかしいわ!」
と言うのです。
そんなものをすんなり受け入れる、数学の先生の精神構造を疑うかのように・・・・・・。
そこで、速攻で1分ぐらいで黒板に書いて説明すると、2人ともこう言ったのです。
「何〜んや!それならそうと、最初からそう教えてくれればよかったのに!
俺らは、そんなふうには習わんかったもんな!」
で、またしても、2人で意気投合!
そうです。
じつは、私とその先生方とでは、教わった指導要領が異なっていたのです。
ハッキリ言って、ちょいとばかり(?)私が歳をとっているせいなのです。
私の3歳年下ぐらいから、(ちなみに私の妹の年齢です)受け取り方がちがうのです。
ときどき、思います。
教育も試行錯誤は致し方ないとして、はたして進歩しているのやら、後退しているのやら(?)
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小林吹代
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