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アインシュタイン問題(R5.3.31) |
年度末ともなると、何かとあわただしくなるものです。
3月27日のネットニュースで、こんな記事が出ていました。
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『数学の未解決問題「アインシュタイン問題」が解決?
1つの図形だけで敷き詰めても”周期性が生まれない”』
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2種類のタイルを用いる「ペンローズ・タイル」は有名ですが、
今回は1種類のタイルでよいというのです。
ちなみに「Einstein」(アインシュタイン)というのは、
ドイツ語で「1つ」がein、「石(タイル)」がstein からとのこと。
そこで用いられたタイルは、
次のような13個の辺をもつ多角形(青の部分)です。
(余計な補助線を消すと、確かに13角形ですね。)
この図形を、研究者らは「Hat」と名づけたそうです。
う〜ん! あまりにも簡単なタイルでビックリです!
研究チームは、
コンピュータを用いた方法も含め、2つの異なる方法で、
Hatを用いたタイル貼りが非周期的だと証明したそうです。
さすがに証明は敷居が高いですが、
このタイルで遊んでみるのも面白そうですね。
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小林吹代
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